【回顧録⑧】終わりの、始まり。

それでもなお、「慣れ親しんだ苦しみ」へ戻ろうとする

自己喪失への気づきと、それによるパニック。
 
カウンセリングによって、「自分の感情を感じてもいい」という許可が出てしまった。
 
その瞬間は、「あぁ、もう自分の感情に気づいてもいいんだ!」と、
なんとも晴れやかな気持ちになるものだ。
 
その瞬間は。
 
でも、また日常に戻ると、あっという間に「長いこと習慣化された方の自分」に戻ろうとする。
 
本当の自分にやっと出会えた!みたいな感じ、言うなれば「パッカーン・ハイ」は
あっという間に身を潜め、「自分を見失って苦しんでいる自分」という
”慣れ親しんだ自分” に、簡単に戻っていく。
習慣、というのはそれほどまでに恐ろしいものだ。 

それでも ”潜在意識” は、もう流れを止めない

カウンセリングを受けても、強い引力で
あっという間に「今までの自分」に戻った。
 
ように見えても、実は。
 
自分の本音に気づき、一度「殻」にヒビが入り始めた、この流れ。
潜在意識というのは、その流れを、絶対に止めない。緩めたりしない。
だから、長い目で見れば、もう大丈夫なのだ。
 
仕事をしていても、なぜか涙が止まらない。
それを何とか隠そうとして。
かけている眼鏡に加え、マスクをしてみたり。

もう「終わり」が、始まっていた。
 
「自分の本音を無い事ことにしてきた自分」の、終わりへ。
  
 
 
続く。

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