人の持つ「現実味」と「神秘性」とを、しなやかに。

ビリーフリセット®カウンセリング講座・アドバンス。

カウンセラーであり、音楽家としてもご活躍の大塚あやこ さん の独自メソッド、ビリーフリセット®を学び、カウンセラー、ないしカウンセリングパーソンを育成する講座。

今回はアドバンス第2講。

スピリチュアル方面への ”まなざし”

ビリーフリセット®は、その「思い込み・信じ込み」といったものを主体にするため
自ずと言語を重視し、かつ「現実世界」に起きている(いた)ことを探究するメソッド。

「自我・性格・煩悩」と、それが起こす現実(と思い込んでいるもの)と向き合う。

「現実世界方面」の、しかも「ドロドロ下水側」を処理する(笑)、心理アプローチだ。

そのため、いわゆる”何かキラキラ輝く力”を使っての ”スピリチュアル世界方面” から手を差し伸べるタイプとは、性質が異なる。
 
 
しかしビリーフリセット®は、”そちら側”の視点・視座も持ち合わせた「まなざし」もまた、大切にする。
 
 
なぜなら、人の感情がクリーニングされ、心がクリアリングされていくと
その人の中に「何かわからないけど大丈夫」みたいなものが、”実感” として表れてくるからだ。

「なんとかなるさ」「なんかわからないけど大丈夫な感じ」「根拠のない自信のようなもの」。

それはまさに、その人の深いところにある「魂」の持っている「大丈夫感」とか
またはその魂が「大いなる何かとつながっている安心感」の表現・・・

と、観るためにこそ。
人の持つ「神秘的精神性・スピリチュアル性」という視点・視野・視座も、持っておく。

でなければ、「すべては現実化・言語化されるものであらねばならぬ」という「べきねば」に、
このメソッド自体が嵌まり込んでしまう可能性もあるのだ。

「現実世界(という幻想も含め)」に根ざしつつ、人の持つ神秘性・スピリチュアル性への眼差しも、併せ持つ。

視点・視野・視座を ふくよかに。
余白をもって、しなやかに。
 

・・・それは、このビリーフリセット®の持つ ”どちらもあっていいんだよ” というイデオロギーにも通ずるものだ。

聴いてみなはれ、”ハコミの声”

ハコミ・セラピー。
物理学を専攻する科学者でもあったロン・クルツ博士が創始した心理セラピーである。
心理セラピーに「マインドフルネス」という意識状態を取り入れたところが革新的な、心理療法だ。
ちなみに「ハコミ」とは、アメリカ先住民・ホピ族の言葉で「あなたは誰ですか」という意味だそう。

「マインドフルネス」という言葉は今や、Google社などが取り入れたことで、馴染みのある言葉になった。
その意識状態は、いわゆる「精神統一・精神集中」とは真逆で、
「リラックスした瞑想状態」であり「イマココを受容し、体感している状態」のような感じだと個人的には思う。

「頭・ハート・肚」・・・自己に内在するそれぞれの「キャラクター」

マインドフルネスの意識状態に誘導してもらい、「頭・ハート・肚」のそれぞれに
同じ言葉を”声掛け”してもらい、起きてくる感覚を観るペアワーク。

これによって、普段は「理性のフタ」によって奥に閉まっている「潜在意識」にアクセスするのだ。
 
 
自分の中にある思い込み(ビリーフ)を ペアの仲間に肩代わりしてもらう形で、言葉をかけてもらう。

自分のなかにある、ちょっとひっかかかる「思い込み」は、というと・・・
「自分の ”深いところの思い” を人に言うと、相手の頭上に ”?マーク” が付いてしまう」というもの(笑)。

そこで、こんな声かけをしてもらった。

「私が思いを言っても、ちゃんと人に伝わらない。」

これを「マインドフルネスの意識状態」で、しかも「頭・ハート・肚」の”それぞれ”に
”打ち込んでもらう”と、「おもしろいこと」が起きるのだ。

まず「頭さん」は、それを聴いて・・・
「そうなんだよ、困ったなぁ。どうしたらうまく伝わるんだろうか、もっと工夫しなくては・・・」
・・・戸惑いつつ、いつもそのための方策を練っているキャラクター。

次に「ハートさん」は、それを聴いて・・・
「そうなんだよなぁ・・・評価も同意も要らないけど、ちゃんと”そのとおり伝わらない”ことが、寂しいのよ。」

そして最後に「肚さん」は、それを聴くと・・・

「そこが面白いんじゃん!!」「いろんな反応、伝わり方こそ、面白いんだよ!!」

思わず、ハッとする。
そして「ハッとする言い分」ほど、普段無視している自分の中のキャラクター・言い分だったりするのだ。

そして、そこには必ず、何らかの気付きが起きたりする。

そうか・・・なるほど。
自分は勝手に、人を「グルーピング」していたんだ。
自分以外の人たちは「ちゃんと共通意見を伝えあえる人たち」で、自分は「そこにうまく参加できない、特殊な人」だ、という・・・

”感覚” が、インストールされていたのか。

「自分だけが特殊な感じ」って、なんか傲慢だなぁwww

グサグサグサアァァァァッ!! 

グサグサイェーーーーイ!!! 

何かの伝わり方が、みんなの感じ方が、違うからこそ、面白い。
そもそも同じだったら、この世界は、停止状態になっちゃうよね。
そもそもこの世界にいるのは、「70億の特別な人たち」だ!!
 
 
・・・ってなわけで、こんな”声掛け実験”をしてみるだけでも。
「頭・ハート・肚」が、みんな「自分の中」なのに、それぞれ違うキャラクター、違う言い分を持っていたりする。
そのなかには「無視されてきた存在」も、見え隠れすることもある。

こうした自分のなかの「分離や葛藤」といった”対立構造”が起きているとき、人は悩み苦しむのだ。

「進みたい自分」と「進めない自分」。
・・・そんな自己対立・自己矛盾を整理できずにいるとき、人は悩み苦しむ。

そして、いわゆる心理療法のやっていることというのは、これらに「光をあてて」「統合していくこと」でもある。

座ってみなはれ、空(から)の椅子

この「頭・ハート・肚」に分離・葛藤・対立などがあったときなどをはじめとたものを独立させ
それぞれに「対話をしてもらう」技法がある。

ゲシュタルトセラピーの「エンプティ・チェア(空椅子の技法)」だ。

知名度でいうとマニアックな 先程のハコミセラピーとは異なり、
この「ゲシュタルトセラピー」は、「これを知らない対人支援者はモグリ」とも言われてしまうような ”メジャー選手” とのことだ。

この技法はその名の通り、対話をさせたいものを空の椅子などの”席に置いて”、対話をする技法。

なので、誰も座っていない椅子に話しかける様は、ご想像の通り「アヤシイ(笑)」。

しかしこれがまた、「ところがドッコイ」なのですわ。

自分の中にある「混濁」を「個別抽出・見える化」し、「疑似体験」することで、思ってもみない気づきが得られる、パワフルなメソッドなのだ。

よくある ノートなどを使った「思考や感情の整理術」に対して、これはその ”VR版” だと思っていただければいいかと。

「自分と他者」もOKだし、先程の「自分の中にある葛藤」でも、対話が成立する。
それは結局、他者であろうが自己内の複数キャラであろうが、その対話先は「”イマココの自分の中にいる”その人」であるからだ。

四の五の言わんと 座ってみなはれ、空の椅子。 
・・・その体験と、それがもたらすパワフルさは、そこにコミットした者のみぞ知る、なのだ。

公開デモセッションでの、学び

炸裂!よっちゃんの ”ジワジワエンプティ”

今回はその「頭・ハート・肚」の声掛けワークを踏まえ
それらの ”三者面談” を、仲間から代表ペアを選んで公開デモセッションした。

クライアントに選ばれた仲間が、カウンセラーに このワタクシメを指名くださった。

そして師匠のあやちゃんのスーパーバイズという、ありがたい機会での、セッション開始。

傾聴から主訴を掴みつつ、エンプティ・チェアによる ”面談” へ。

仲間に自らの「頭・ハート・肚」の席を往来してもらいながら、ファシリテーターである自分が、伴走していく。

そしてその伴走スタイルは・・・

おそらく、かなり・・・ジワジワ(笑)。

とにかく、その人から「気づきが起こるのを、ギリギリまで待つ」。
・・・それは「こちらからの”誘導”が起きないように」、という基本セオリーを守ってのことだ。

浮かび上がってきたクライアントの「テーマ」はあったものの、それはひとまず ”アタマの鞘” に収めつつ
あくまでその人の「気づき」として”そのような何か”が現れるのを、待ってみた。

しかし、次第にクライアントのエネルギーが、その”ワークの世界”から、戻り始めてしまう。

クライアントのエネルギー感が「感性スイッチ」が「理性スイッチ」に、戻っていく瞬間・・・

師匠の ”介入”。
浮かび上がってきたクライアントの「テーマ」をきちんと説明することで「ネタバレへ切り込んだ」のだった。

するとプロセスは再び動き出し、きちんと着地へと向かった。

「見守る女性性」と「切り込む男性性」の ”選択とバランス” とは

セッション後は、あやちゃんからの総評をはじめとした、シェアタイム。

・・・今回のセッションは、その ”基本” という側面から見れば「忠実」だったものの。
「別の側面」からみれば、いささか「待ちすぎ」の部分も、あったのだ。

それはすなわち・・・
「プロ意識の上での、時間配分」

お金を払い、時には遠方から来て下さる、クライアントに対し。
ときに「気づきを待ち」、ときに 気づきへと「積極的に切り込む」。

「切り込む」決断によって クライアント側に「”誘導された感”が起きるかどうか」というのは
その場で築いていくクライアントとのラポール(信頼)も影響するのだろう。

「見守る女性性」と「切り込む男性性」の ”選択とバランス”
・・・それもまた、聴き手と話し手の ”感性の共鳴” が鍵となりそうだ。

特に、最近の師匠のセッションは、何回か来ていただく”継続スタイル”ではなく
いわゆる ”(2時間)1本勝負” 。

1回で、その人の「限られた人生の時間」にコミットするよう、「深く 且つ スピーディ」に。
・・・だからこそ大切にしている部分に触れさせていただけて、とても光栄だった。

ココロと ”量子力学” の、”アヤシイ”関係?!

講座の話の流れから、最新の物理科学である「量子力学」の考え方に少し触れる場面があった。

物質を構成する原子の、さらに小さな観測単位である「量子」。

そして、その量子というのは本来ただの「エネルギーの波・かつ粒子」として存在しているだけである、らしい。

詳しくは・・・よく知らんけど(笑)。

そしてそして。
その「ただのエネルギー」である量子が「物質として現れている」のは・・・

そこに「観測者の意識が介在するから」、ということらしいのだ。

それは、例えば・・・
目の前の物質が「物質」として表れている理由というのは
あなたという”観測者”が、そういう「意識を介在」させていることで
量子エネルギーが「そういうものとして”物質化”している」、ということらしいのだ。

ただのエネルギーである”量子ちゃん”たちが、
「あっヤベッ!俺たち”見られてる”ぞ・・・それっ、物質化!」って、瞬時にやっている感じなのだろうか・・・

アヤシイ・・・(笑)

(この辺の正しい知識については、それに精通している方々にお任せします、ご了承を。)

そして、これを応用すると・・・
人がその「意識」によって「環境の量子状態を確定」するために、そのとおりの事実が起こってくる、ということになる。

ある意味、量子論的な”引き寄せの法則”だ。

これは、ビリーフ論に当てはめると。
「私は〇〇される、〇〇られる人間だ」という「被害ビリーフ」を持つ、というのは。

・・・言うなれば、「私が ”被害の量子状態” を確定させている」ということになり、
その量子状態の通りの「加害者」が現れ続けることになるのか・・・

恐ろしい。
そして・・・アヤシイ(笑)。

しかし、面白い考え方だなぁと思う。

(じゃぁ このところの災害はどうなるの、個人の病気はどうなの、などといった議論も尽きないけれど、それはひとまず置いておきます。)

「否定的な思い込み・信じ込み=ビリーフ」を「そういう環境の量子状態を確定させている意識」と観る。

ということは。
ビリーフ意識のもたらす「量子状態を再選択・再確定」すれば
それに見合った新たな「量子場」が引き寄せられる、ということになろうか。

そういえば、カウンセリングによって「自分の中にある親子関係」が氷解すると、
それと呼応するかのように、その親から久々の電話がきたりする、などといった ”不思議なシンクロ体験”を耳にしたりする。

あれも、新たな意識によって「新たな環境の量子状態が確定した」ために、それに見合った量子場が現れた、ということか・・・

古代仏教の教え、あの般若心経の「色即是空」をも説明できてしまうという、最先端の物理科学である「量子力学」。
・・・もしかしたら「シンクロニシティ」や「引き寄せ論」というのは、いつか量子力学が証明してくれるものなのかもしれない。

まぁ とりあえず・・・

今は もろもろアヤシイ話、なのかな?・・・・ 
 
 
  
・・・そんなこんなで、ワーワー言うとりますが(笑)。

「現実・実存」に根ざしつつ、”アヤシイ方面”への眼差しも しなやかに併せ持つ。

そんな学びも面白い、第2講でした。

おしまい。

おすすめの記事