存在に捧ぐ

 

  
人は皆
この世界は 美しいものに悪しき名を付して呼ぶのだということを知っていて
また 本当に美しいものには見向きもしない世界なのだということも知っている
 
そして
自分たちが「美しい」と呼ぶものが ただの売り物でしかないということを誰も知らず
脆く繊細な者たちにチャンスが与えられない様を影で嘲笑っている
 
紅き葉はやがて、茶へと褪せゆき・・・踏みつけられ、そして踏みにじられる。
紅き葉はやがて、茶へと褪せゆき・・・大地へと、落ちて行く。
 
 
私たちは本当は 美しい世界に生きるべきで
美しいものを悪しき名で呼ぶような世界である必要など無い
 
だから私たちは、美しい世界に生きよう
自らの手で 美しいものにもう一度チャンスを与えるんだ
 
茶へと褪せゆく紅き葉が、踏みつけられ、踏みにじられる世界。
木の葉は緑から赤へ、そして茶へと変わり大地へ舞い落ち、
 
そして蹴散らされる・・・
 
 
そんなこの世界で。
 
本当のあなたは・・・
 
 
 
 
強き魂で、
信念を握りしめ、
澄んだ意識を有し、そして
そう在り続けるに足る誠意を持っているんだ。
 
だから
他の誰かと同じである必要なんてないし
あなたを縛る「べきねば」からも解き放たれてゆく。
 
 
さあ今こそ、あなたを世界に記そう。
 
あなたはもう、その源に目覚めているのだから。
 
そのありのままの、
 
 
本質のあなたの、
 
 
 
美しさに。
 
 
 
茶へと褪せゆく紅き葉が、踏みつけられ、踏みにじられる、この世界で。
 
私たちが、緑から赤へ、そして茶へと変わり、
大地へ舞い落ち、蹴散らされる、この世界・・・
 
 
だからこそ、
 
 
 
 
還ろう。
 
 
あなたのその強い魂で大地に立ち
あなたの存在の声を響かせて
 
「私」に還ってきた、あなたなら
その存在の呼吸を分かち合って
 
たとえ人に嘲笑われようとも
 
強く立ち上がり、記していく。
 
あなたの、
 
ありのままのあなたの、
 
 
美しさを。
 
あなたの、美しさを。
 
 
 
黒、白、赤、金、そして茶色・・・
私たちは、この世界にこそ・・・
 
留まるんだ。
 
 
他の何者にもならなくていい
 
 
私に、
 
 
還ろう。
 
 
恐れなくていい
さあ、その姿を見せて。
 
あるがままの、あなたを。
 
 
美しい、あなたを。
 
 
あなたという、
 
 
 
本当に美しい存在を。
 
 
 

▼Marillion - Beautiful 

 

・・・僕にとって、これまでの「自分へ還る旅路」や「心の学び」として歩んできた道は、決して無駄ではなかったと思います。
たとえその生き方が美しくないと感じることがあったとしても、
生きるということは、いのちは、存在そのものは、
ただ尊く、美しいのだということを、感じられたからです。
 
そのことを、文字通り”美しい”この曲の ”僕なりの解釈と意訳” をもって、
ここに記しておきたいと思います。

 
そしてまた、この「自分へ還る旅路」「心の学び」を通じて出会った、大好きな皆さんへの感謝を
込めておこうと思います。
 
この記事は、僕にとって、何らかの一区切りのようなものです。
 
 
 
 

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