【独り旅の思い出⑫】天孫降臨の地で、自分のリズムを、再調律する。

日本神話の里、高千穂。

アマテラスの孫、ニニギノミコトが、荒れた地上界を平定するため天界より降り立ったという ”天孫降臨” の地。
その他、そのアマテラスの弟であるスサノオの悪行に困り果て、引きこもったとされる「天岩戸」や
神々がそのアマテラスをいかにして天岩戸から引き出そうか会議をしたという「天安河原」など
大自然の美しさや神話のロマン、そして溢れんばかりの神気を感じる場所。
 
この場所だけは、今思い出すだけでもゾクッとするものがある。
 
そして、自分がここに辿り着いたタイミングも、絶妙だった。
 
「自分へ還る」ために邪魔な、自分の中にあった ”ノイズ” を
少しずつではあるが、 ”祓って” 来ていたからだ。
 
そしてここ高千穂は、ただ自分の感じているものを感じてもいい、
 
「どんなに感性を開いても、ひたすらに受容される、聖域」。
 
そんな、圧倒的で清らかなオーラで充満していた。
 
とにかく、どこもかしこも、美しかった。
 
そして自分はいつのまにか、その一つ一つを、ゆっくりゆっくり。
心行くまで感じ取ろうとしていた...自然とそうなっていた。

そして。

槵觸神社(くしふる神社)。
 
天孫降臨したニニギノミコトが、まさにその降り立った地。
 
それはとても立派な神社であるが、無人になっている。
 
自分はここで、これまでになく
 
心行くまで参拝した。
 
...大きく、ゆったりと、柏手を打つ。
 
それまでの石段登りで上げた心肺。
それが、収まってゆくリズム。
顔からしたたる汗。
深くなっていく呼吸。
無になっていく、心と体。
 
一つ一つを感じながら、手を合わせ、自分自身を心行くまで感じた。
 
自分の中に「ここ!」の瞬間がくるまで。
 
・・・今まで。
何をそんなに、焦っていたのか。
何をそんなに、急いでいたのか。
 
 
そしてこれが。今ここで感じたリズムが。 
自分のリズムなのではないか。
 
そのような感じがした。
 
 
...下げていた頭を、ゆっくり戻す。
 
神様にお顔は見受けられないけれど、目の前のニニギ様は
 
とても穏やかなように感じられた。
 
 
...そして、これ以降の自分は、驚くほどじっくりゆっくり神仏に参拝するようになり、
その向き合う神さま仏さまは、いつも穏やかなものに感じられるようになっていた。
 
自分はここ高千穂で、自分のリズムを再調律したのだと、思う。
 
---
・高千穂峡周辺の写真を何枚か。 
写真の橋の中央に立ち、両手両足を広げ大地にかざすと、非常にパワーがもらえるとのことで、やってみた。
まるで地水火風の力を同時に受け取っているかのような感触だった。
そしてその場所からそのまま見上げた状態が、太陽を中心にした写真。とても神々しかった。


 
・槵觸(くしふる)神社


 
・国見ケ丘からの景色。神武天皇の孫・タテイワタツノミコトが九州統治の際に立ち寄って、国見をされたという伝説の丘。

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