【独り旅の思い出⑮】旅の終わりへ

これまでのプロセスあっての、この日。

旅の始めから、約3週間が経とうとしていた。
 
心身強制終了。
人生オールリセット。
自分を生き辛くしてきたコアビリーフの解放。
感性の扉を開く「一次変容」。
自分へ還る人生の旅の、始まり。
  
 
そして再びの「失感情・失体感」。
これを何とかしたくて始めた、独り旅。

そろそろこの旅も、自分の中で終盤の心持ち、だった。
 
これまで自分と向き合い、失った体感覚にアクセスし、内観ノイズを一つ一つ取り除いてきた。
 
これだけでも十分前進したはずだ。
 
そろそろ終わりにしよう。
 

でも何かが、終わっていない。

そんななかで、最後に一巡すると決めていた、「お伊勢参り」。
 
古来の参拝順序に従い、まずは夫婦岩で有名な二見興玉神社へ。
 
せっかくなので日の出の景色を見に行った。
 
...あさ5時台なのに、結構な人出。ほとんどがご夫婦かカップルか。
 
みんな、表情も生き生きしているし、とっても楽しそうだ。
 
何枚も記念写真を頼まれ、応じた。
 
彼らはなんだか、みんなキラキラして見えた。
 
...独りでいるのが寂しいとか、そうことではなく。なぜなんだろう。
...なぜ自分は、彼らのように、明るく楽しい自分になれないのか。
 
これだけの期間、旅をしているのに。
 
なぜ自分を、あのように解放できないのか。
 
なぜ自分を、心から楽しめないのか。
 

いろんな人に、言われてきたのに。

 
今回の旅の動機を聞いてくれた、神職の方。タクシー運転手。ホテルの方。お坊さん。
 
みんな心配して、思いやってくれて。
 
口をそろえて、こう言ってくれた。
 
「せっかくの時期ですから、存分に楽しんでくださいね。」
 
 
 
” 存分に楽しんでくださいね。”

 
 
 
自分の中で、何度もこだましながら、どこかうまくいかないムズ痒さのようなものが、心のなかで引っかかっていた一言。
 
旅を終えようとしている今、また何度もこだましていた
 
 
 
そのときだった。

心の奥からの、声。心の奥から聞き出したかった、本当の言葉。

 
 
「.....せっかくの時期ですから」 
 
 
  
 
 
 
 
 
 

 
 
 

 

存分に、悲しんで下さいね。

 
 
 
 
そうか。
自分は。自分はただ、この旅で。存分に。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
悲しみたかったんだ。
 
 
 
 

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