これまた、衝撃神社。

福岡県・糸島にて神社を巡拝ののち、すかさず、初めての熊野へ。
(糸島での神社巡り記事①記事②

案内は、お友達で神社好きのかおるちゃん
地元奈良愛に溢れる彼女。そしてその奈良と切っても切れない ここ熊野も、大好きなのだそう。

そんな彼女に、オススメの”衝撃神社”である「花の窟(はなのいわや)神社」へ連れてってもらいました。

御祭神である母子の、複雑な神話エピソード

御祭神は ”国生み”の母ともいうべきイザナミと、イザナミから生まれた火の神であるカグツチ。

しかしこの二人の間には、神話においてなかなかのエピソードがあるのだ。

イザナミは火の神軻遇突智(迦具土神・カグツチ)を産んだ際に女陰に火傷を負って病に臥し、亡くなってしまう。
そしてその子・カグツチは、父親であるイザナギに殺される。

そしてそのイザナミの亡骸が葬られたというのが、この「花の窟神社」であるといわれる。

そんな母子が御祭神として向き合っている場所。なんとも複雑だ。

そしてイザナミは死後、イヤだと言っているのに、自分に逢いに「黄泉国」までやってきた夫のイザナギに、自身の腐敗した”死の姿”を見られてしまう。
大いに怒ったイザナミは、恐怖で逃げるイザナギを追いかける。
しかし、黄泉国と地上をつなぐ黄泉比良坂(よもつひらさか)で、イザナミに対してイザナギが大岩で道を塞ぎ会えなくし・・・

・・・イザナミ・イザナギ夫婦は、離縁した。

この後、イザナミは”死の国”である黄泉の主宰神となった。

現代風に言えば、親子と夫婦のドロドロ愛憎劇・・・か。

そんな母子が祀られているのが、「花の窟神社」なのだ。

写真でも伝えられない「異様さ」

アイキャッチ画像の鳥居から、何とも重苦しい感じに、少し震える。

▼そして、中を通ると、正面奥に、何やら見えてくるもの。

  
▼通り抜けると・・・何とも異様。まさに、窟(いわや)。

まるで母胎、子宮を思わせる、どこか優しい感じのする空間だ。
 
そして正面が御祭神、イザナミ。御前の白石敷のエリアは履物禁止なので、このあと裸足で入り、参拝した。
 
 
▼見上げてみると・・・高い。全貌を撮るのは、難しい。

▼改めて御祭神の、イザナミ。

白石の中へ裸足で入り、参拝しようと近づいた途端・・・

何とも、異様。

怖さ、とかではなく・・・何とも無機質な感じなのだ。

この白石の外側で覚えた優しい感覚とは、まったく異なる。

裸足で入ったことで、余計にひしひしと、そう感じるのか。

異様。

その「無機質さ」「異様さ」は、イザナミの持つ「黄泉国の宰神」としての側面なのかもしれない・・・
などといったことを思いながら、参拝した。

▼そして、その向き合いに祀られている、カグツチ。

 
致命傷を追いながら産んだ子にして、我が夫に殺された子供。

なんとも因縁めいた空気感が渦巻く神社。

とにかくこの神社の空気感・・・写真と文章で説明するのは難しい。
 
 

興味の有る方は是非とも訪れてほしい・・・
 
 
 
静かなる ”衝撃神社” だった。
 
 
 
旅はつづく。
 
 
 

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