【初めての熊野・神社探訪②】和歌山県田辺市・熊野本宮大社:雄々しい自然と神仏習合が息づく、厳かなる場。

自然信仰・神仏習合の威が漂う、聖地。

前日の「花の窟神社」をお参り後、生憎の雨であえなく巡拝を中断。
一晩待った翌日はアイキャッチ画像の通り、一転していい天気に。
(前回記事はこちら
早朝から「熊野本宮大社」へ向かった。

JR新宮駅から路線バスに乗り、「本宮大社前」で下車。

その道中の景観も素晴らしく、雨上がりならではの美しさと雄々しさに震える。
そんな車窓から撮った写真。ガラス越しでも充分美しい。

バスが本宮大社前駅に到着。観光案内所の向こうに見えてきたのは、広大な空間と、大鳥居だった。

自然信仰をルーツに、神仏習合を取り込んで体系化された「熊野三山」

熊野の神々は元々別個の自然信仰をルーツとしていたところ、奈良~平安時代にかけて熊野は仏教や密教・修験道の聖地となっていき、神=仏であるという「神仏習合」の考え方が広まった。
その影響を受けた熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三山は結びつきを深め、その信仰が「熊野信仰」として体系化。同じ12柱の神々(=仏)を祀るようになる。

熊野三山の神威はますます高まり、その後 浄土信仰と結びついて、平安時代の末には「浄土への入り口」として多くの皇族・貴族の信仰を集めた。
それを証拠に、熊野三神はそれぞれ過去世・現世・来世を救済する神である。
そしてまたその本地仏は、それぞれ別の浄土を司る仏様とされている。

「熊野本宮大社」を例に、今風に説明すると・・・
「熊野本宮大社」は、センターの神様が「スサノオさま」で来世を加護し、
その ”中の人” が、「極楽浄土」の教主である「阿弥陀さま」・・・という言い方になろうか。

圧巻の「日本一大鳥居」

熊野の神が舞い降りた地と言われる「大斎原(おおゆのはら)」。
神倉山の巨岩「ゴトビキ岩」に降臨した熊野三神のうち、その一柱である家津美御子大神=スサノオさまは、降臨後に川を遡り、この地に坐したのだという。
もともとはここに社殿があったものの、明治22年8月の水害によって流され、今の場所に移築。

そんな大斎原に立つ、大鳥居。その高さは人の大きさと比べれば、その大きさが分かる。
その高さ 約34m、幅 約42m だそうな。

とにかく絵になるし、圧巻だ。

いざ、本宮大社へ

大斎原から少し離れた場所にある、現在の本宮大社へテクテクと歩き、ほどなく到着。

▼隆々。



一本道の階段を行くと、すぐに社殿前へ。

▼御由緒。

▼左が黎明殿。
 

▼そして、右奥の神門をくぐると、熊野の神々が並ぶ本殿へ。ちょうど正面に見えているのが、主祭神の家津美御子大神=スサノオさま。

中は撮影禁止なので、これが精一杯。、黒を基調とした、檜皮葺きの重厚な社殿が立ち並ぶ、厳かな空間だった。
本殿の画像(熊野本宮大社|熊野本宮観光協会) 
 
そしてその参拝には順序があり、案内の看板も。
 
 
▼黎明殿の狛犬も隆々。

 
▼これがスサノオさまの使い で、神武天皇が東征の時にその導きをしたという「八咫烏(やたがらす)」。日本サッカー協会のマークとして使用され、日本代表ユニフォームにも使われていることで有名か。
 
 
 
とにかく神門の向こう側で空気がガラリと変わるのが印象的で、本殿内はまさに聖域だと感じる、荘厳な空間だった。

例によって、入り浸ってしまう。
予定のバスの時間ギリギリまで佇んで、熊野本宮をあとにした。
 
▼帰りの車窓から。空も明るくなり、美しい新緑が映えていた。

再び新宮駅に一旦戻り、今度は「熊野速玉大社」へ。
 
 
旅はつづく。

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