人は生まれた瞬間に”就職”する

人が生まれて初めて参画する社会組織って、なーんだ。
 
そうそう、職場...ではなくて。
 
家族。

生まれて ”最初に” 一員となる組織が、家族。
その家族に”就職”する。してしまうのだ。
 
だからこそ。
 
まっさらな状態でオギャアと生まれた自分が、
何の判断力もないまま、何の問題解決能力もないまま
その最初の社会組織でどんな価値観をインストールし、今の自分につながっているのか。
 
その問題は、根深くない筈がないわけで。
 

まっさらな子供の自我に、最初にインストールされる”OS”とは

 
自分はどうだったか、というと。
 
3世代同居の家族。自宅兼工場の家。
 
40代で脳疾患を発症、重い介護状態の祖父。
それを支えるため、我が家の主人になるしかなかった、祖母。
・・・そんな祖母の世間体の固持を、祖母から丸投げされ、仕事と介護に忙殺され続けた、両親。
 
従業員から婿養子となった、父。
そんな夫をいつまでも従業員扱いする実母に後ろめたさを持ちつづけた、母。
 
自由闊達で、自分をいつも子ども扱いする、姉。
 
それが、物心ついた自分が感じ取った...というより、感じ取ってしまっていた、
「家族の在り方」だった。
・・・まったく子供らしくない空気の読み方だなぁ、と思う。
 
でも、そうしなければ、家族の中では生きていけない。
そんな子供の恐怖心が、良くも悪くも敏感な状況把握能力を身につけさせてしまった。
 
迷惑をかけないように。イイ子でいるように。
「かまってほしい」「甘えたい」「本当はさみしい」...全部、無かったことにする。 
大切な人を守りたくて、自分を見失ってでも周囲の忖度をやり続ける。そんな下地が
早くから、家族の中で形成されていった...でも仕方ないのだ。
 
まっさらな子供の自我に、最初にインストールされる"OS"
それは、最初に遭遇する社会組織、「家族」の「在り方」そのもの
 
そしてそれはいつしか、後からインストールしたものだという自覚を忘れるくらいに
自分と融合し、無意識的に基本的な価値観や性格を作っていく。
 
そして、このOSには「ビリーフ(コアビリーフ)」という名付け方があることや
そのコアビリーフを「自分そのもの」と分離して捉えることができること、
またそのアンインストールさえ可能なことを、数十年後に知ることとなる。
 

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