突如やってくる、解放の時

カウンセラー・大塚あやこ さんの「ビリーフ・リセット®初級講座」第1回受講から、たった2日後のこと。
(参考リンク)
【回顧録⑬】再発防止への願いと、心の学び。
【回顧録⑭】邂逅、コアビリーフ。
 
きっかけは、父からの一言。
 
「お前は一体、何を学びに行っているのか。
再就職のセミナーでもないし、求職の場でもない。
早くそういったことをしないと、ダメになるぞ。
俺は今お前がやっていることが、理解できない。」
 
 
「正の感情を取り戻すためには、負の感情もセットで取り戻さななければならない。
感情を取り戻すのに、どちらか一方だけを取り戻すなどというのは不可能なのだ」
 
そんな先日の学びが、突如湧き上がった。
 
本来の自分の、喜びや楽しみの感情を取り戻したい。
 
だから今。腹の底から湧き上がってきた負の感情から、もう逃げない。
 
そう肚をくくった。

不動明王。

 
...不動明王。
 
悟りを開いた如来が、本来の相だけでは救えない人たちのために、敢えて憤怒の相に変容したもの。
左手で持った羂索で、人々の執着、悩み、苦しみを捕まえる。
そして、右手に持った不動剣で、これを、断ち切る。
 
救うための、憤怒の相。
救えるのなら理解されなくても構わないという、覚悟と、深い慈悲。
 
 
僕はもう、終わりにしようと決めた。
 
「大切な人の期待に応えなければ、ダメになる」という、コアビリーフ。
そのために自分を見失ったまま歩んできた、他者忖度人生。
家族が壊れないために、父の正しさのお守りをしてきたこと。
その背後にある、怒り。
 
全部、出そう。そして断ち切ろう。
 

約40年越しの、ビリーフ解放

生まれて初めて、父親を「あんた」と呼んだ。
怒りのままに、すべてを吐き出した。
 
横で拍手喝采の、母。意外だった。
よくぞ、ようやく、自分の本音を話せたね、といったところか。
 
父は、唖然。
 
自分はすかさず、父のコミュニケーションの仕方について、コンコンと説いた。
 
① まず自分の正しさを、一方的に「ぶつける」。
② そうしないとダメになるぞ、と「脅す」。
③ 理解や同意が得られないと、拗ねて心を「閉ざす」。
 
そんな人を家族の主として、子供の自分が生き抜くには、
そんな父の正しさのお守りをするしかなかったこと。
そんなインナーチャイルドを持ったまま、自分は外側だけ大人になってしまったこと。
 
全て説明した。
 
そして。その裏にあった自分のメリットや、裏の顔も、ちゃんと説明し、謝った。
(参考リンク)【回顧録⑭】邂逅、コアビリーフ。
 
「そんなことは考えたこともなかった」「自分にもいけないところがあったかもしれない」と、父。
「最後はお前にカウンセリングされてしまったな...」
 
その日の父は、いつもより長い散歩に出かけ、帰宅すると、いつもより長い風呂に入り、寝た。
 
若くして要介護の病を患った、祖父。
その祖父に成り代わり、主としての世間体を守りたかった、祖母。
その世間体維持のためのタスクを丸投げされていた、両親。
中卒で集団就職し、従業員から婿養子になった、父。
そんな父をいつまでも従業員扱いする我が親を呪っていた、母。
「こんな家族、変だ!」と言わんばかりに、自由さを守った、姉。
様々な抑圧を背負いながら生き抜いた、父。
そんな抑圧から生まれる「俺が正しいんだ!」という頑張りを守りたかった、自分。
 
全てがイビツだけど、全員が最善を尽くした、家族だった。
 
こうした家族連鎖、アダルトチルドレンの連鎖。
 
それを断ち切った、あの時の自分は。
 
その瞬間だけ、不動明王になったんだ。
 
 
続く。

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