楽しく、深く、豊かな、ライヴイベント。

3月23日(金)に東京・青山にて、立花岳志 さんと大塚あやこ さんの共同プロデュースによる新しいイベント、<R-Spirit vol.1>が開催されたので、観に行ってきました。
 
「心の在り方・そのためのやり方」を学ぶ師匠としてお世話になっているご夫妻の協同主催。
 
今回のイベントは、音楽ライヴに明確なメッセージ性を載せた、感性と理性の双方に訴えかけるトーク&音楽ライヴイベントだ。

 
 
そしてそれは・・・音楽ライヴとしての楽しさのみにとどまらない、深く豊かな余韻の残る、素晴らしいイベントの ”体験” だった。

”R-Spirit” に込められたもの

それは「回帰と刷新」。
 
Reveal・Revive・Revolution・・・
「R」から始まる単語には、こうした「回帰・刷新」の意味が込められた物が多い。
 
そんな「回帰・刷新の精神=R-Spirit」を、発信する、今回のイベント。
 
既存の枠組み、自分を制限する思い込みを「刷新」し、 ”かたち派” の生き方を超えて
もともとの自分に「回帰」し、 ”じぶん派” で生きよう。
 
・・・そんなメッセージを発信する、トークと音楽のコラボイベントだ。

出演者の ”R-Spirit” に、触れる

 
あやちゃん こと、大塚彩子さんは、元々ミュージシャンとしての顔を持ち、その後、より「こころ」に深くアプローチしていくために、現在は独自メソッドである「ビリーフリセット®」を用いた 本格的な心理カウンセラーとして活躍。
そしてその働き方は、最初からフリーランス。
 
たっちー こと 立花岳志さんは、もともとは会社の営業マンとして、既存の枠組みの中で「こう生きねば」をやり続けてきた、
バリバリの「かたち派」の人だった。
そして、そんな生きづらさの中で「ブログ」との出会いがあり、自己発信で生きる「じぶん派」に転身した人。
今や作家としてご活躍であり、その新刊も出たばかりだ。
立花岳志 著:「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる(Amazonリンク)

お二人とも「じぶん派」で生きるためのBeingとDoingを大切にしている人。
 
その主催者のメッセージを、歌に乗せていくお二人が、了戒 翔太 さんと 本郷 綜海(そみ)さん。
 
了戒さんは出版、特に「こころ」を扱う出版の敏腕販促プロデューサーにして、ミュージシャン。
今や圧倒的な「じぶん派」に見える了戒さん、幼少期から人の顔色を伺って自分の心を抑圧してきたのだという。
そして、そんな生きづらさに限界を感じていくことで、今こうして「じぶん派」に転身されたようだ。
 
綜海さんはヒーラー、コーチ、歌手等でご活躍の方。
そして、同じヒーラーや、心理業界で活躍される方々の絶大な信頼を集める「ヒーラー’S ヒーラー」、正にその道の御大の方だ。
綜海さんは、根っからの「じぶん派」で生きる人。
 
4人の共通点は...「こころ」を扱っている仕事であること。
そんな4人のトークセッションは、意図せずとも自然体で「こころの在り方」に関するトークを紡いでいく。

オープニング~トークセッションへ

オープニングは了戒さんの歌う椎名林檎の名曲「丸の内サディスティック」から。
 
その後、エグゼクティヴプロデューサーである立花さんと、綜海さんを交え
このコンテンツのメッセージである「じぶん派への回帰・刷新」をテーマにトークセッション。
 
アイキャッチ画像は、その時の様子。
 
そしてそのトークは既述のように、決して堅苦しいものではなく、自然体のトーク。
 
「じぶん派」で生きてくために。
・・・自分に課したルールを、当たり前を、超えていくこと。
そのために、それらのルールに健全な疑念を持ってみること。
 
「人に寄り添うべき」をやりすぎて、自分のやりたいことがわからなくなってしまったとき。
先ずは自分の「体感覚」、カラダの感受性から取り戻してみる。
 
そこから湧き上がる、「どうあり”たい”か」「どうやり”たい”か」へ、じっくり回帰する。
 
そんな ”want” の感覚・・・「体感覚」から湧き上がる「”たい” 感覚」を、取り戻してみる。
 
そしてそれを、やってみる。
 
既にそれをやって生きている「先人達」のそばに身を置き、背中を感じてみる。
 
・・・そんな豊かなメッセージが散りばめられたトークセッションだった。
 
そして、そのトークセッションを受けての、観客どうしのシェアタイム。
既存の音楽ライヴの、まさに「かたち・枠」にとどまらない、面白い試みで楽しい。
もはや観客でなく、みんながこのイベントの ”参加者” だ。
 
また、トークの中で興味深かったのは、立花さんと綜海さんのトーク。
「こうあるべき・ねば」のエンジンでやり遂げる人生を歩んできた たっちー の話を受け
綜海さんは「それができてしまうのは凄いし、強みだ」と言い放つ。
聞けば綜海さんは、そういう「タスク管理・習慣化」といったことがめっぽう苦手なのだそう(笑)。
 
だけど、そんな「生き辛さのエンジン」すらも全承認していく綜海さんのパワーに、圧倒的な「じぶん派」を感じた一幕だった。

もちろん「音楽の時間」も!

既述の方々に、サックスの丸山裕之さん、ベース/キーボードの 松崎陽平 さんが加わり、ライヴは展開されていく。
 
あやちゃんはピアノで、そんな全体の演奏を、背中を押すように包んでいく。
 
丸山さんは、その本業は「サウンドエンジニア」なのだそうで、今回のライヴの音作りなど、ブレーンとして無くてはならない人。
そして松崎さんもまた、多彩な楽器演奏や編曲など、マルチな活躍。
大いにこのライヴを盛り上げてくれていた。
 
どの方々も、それぞれの立ち位置で、自分の強みを活かし、それが色々な意味での 良い ”アンサンブル” となっている。
 
 
また、了戒さんと綜海さんの歌の「在り方」も、微妙にキャラクターが異なっていて、面白い。
 
了戒さんの歌。  
自身のオリジナル曲「トワイライト」をはじめ、その歌に込められたメッセージを自らの歌声に乗せて運んでくる、了戒さんの歌。
ドリカムの「やさしいキスをして」のカヴァーのほか、新曲「パラレルワールド」も披露された。
 
綜海さんの歌。
ユーミンの「ダンデライオン」のカヴァーなど...を、一旦”自身の中に飲み込んで咀嚼” し、あらためて ”自身の言霊” として吐き出す凄味。
さすがは ”ヒーラー’S ヒーラー” なのだ。
 
そして、そのどちらも素晴らしい。
 
どちらもあっていい。どちらも、「じぶん派」の歌声。
 
・・・だんだんとこのイベントのメッセージが見えてきて、面白い。

たっちー も ”voice” で参加!

そんなミュージシャン達のなかで、たっちー も参加。

ハービー・ハンコックの名曲 ”Chameleon” をバックに、自身の新刊から抜粋の、ポエトリーリーディング。
まさに理性と感性の双方から刺激する、「じぶん派で発信していこう!」というライヴメッセージだ。
 
たっちー、楽しそうだった!

圧巻のインプロヴィゼーションに込められた、「圧倒的全承認」のメッセージ

もっともインパクトがあったのは、あやちゃんのピアノと綜海さんの歌・身体パフォーマンスよる、打ち合わせ無しの即興。
 
インスピレーションがぶつかりあう、インプロヴィゼーション。
 
綜海さんのパフォーマンスはいつしか、「じぶん派」で生きることを諦め 押し殺していく人生を、全身と言葉で描いていく。
そして、描かれた ”その人” は、その生きづらさに限界を迎え、一瞬の静寂。
 
そこから「じぶん派」の産声を上げる、と思いきや・・・

ここから先、この場をどう収拾していったらいいか、わかりませえぇぇぇーーーーん!

「どう終われば、皆さんに喜ばれるのか、考え出してしまったらもう...インスピレーションが降りてこなぁーーーい!」
「だから今日、ここへ来たくなかったのよーーーー!!!」
 

えええええええぇぇぇぇぇ!!!!!

 
誰もが驚き、呆気にとられたのも束の間・・・
 
みんな笑顔になり、笑い、拍手喝采!!!
 
まさかまさか、あの綜海さんのパフォーマンスのゴールが・・・「圧倒的他人軸」!!(笑)
 
そして、その姿は。
 
・・・圧倒的他人軸に陥った自分さえも包み隠さず出し切る、圧倒的自己承認にして 

「圧倒的自分軸」の姿だった。

 
どんな自分であってもいい。
 
そして。
 
どんな自分も思いっきり出していい。
 
そして人は、そんなウソのないありのままでいる人の姿に、拍手を送るのだ。
 
それはなぜだろう。
・・・それはきっと、あの姿に「本当はこうありたいと願う自分の姿」を投影するから、ではないか。
 
なのに人は、既成の「かたち・枠組み」や、自分に課した「思い込み・ルール」に屈し、その中で生きようとしてしまう。
そして、「じぶん」と「かたち」の ”差分” を「頑張る・耐える」といった力でどうにか埋めようとする。
しかし、その ”差分” をどうにかしようとすることこそが、「そうしないと駄目になる」という ”自己否定” の種になり、苦しくなる。
 
その自己否定が苦しいのは・・・「本当はこうありたいと願う自分の姿」を、自身の深いところで知っているからだ。
 
そして知っているが故に、今の自分とのギャップを・・・「見抜いてしまう」。
 
自分で見抜いているからこそ、苦しい。
 
今回の R-Spirit は、そこに楔を打ち、「じぶん派」を取り戻して伸び伸びと生きるメッセージを発信する。
 
・・・このインプロヴィゼーション・パフォーマンスによって、誰もがそんなメッセージの中核を、感得したのではないだろうか。

すっかり熱を帯びた会場は、大盛り上がりで駆け抜ける!

そんな雰囲気のままライヴは、ブルーハーツの名曲「TRAIN-TRAIN」を、綜海さんの歌に乗せて走り出す。
 
「しっとり大人に」を想定していた あやちゃん の意図をよそに
綜海さんがそんな ”ルール” をどんどんブチ壊していき、結局最後は原曲のようなパンクアレンジ(笑)。
そしてその歌は「じぶん派」のアンセムの如く会場を一体に巻き込んで、オールスタンディングの大合唱だった。
 
気持ちいい。清々しい。
 
最後は斉藤和義の「歌うたいのバラッド」。
了戒さんと綜海さんの素晴らしいデュエット(ドサクサでたっちーも加わり熱唱!w)と歌のメッセージで大団円を迎えた。

アンコールにて・・・「自分にできること」を思い出す、ヒントのメッセージ

勿論皆さんそのまま帰るはずも無く、アンコールの拍手。
 
最後は綜海さんの歌う「見上げてごらん夜の星を」。
 
3.11当時スイスにいた綜海さんが、遠く離れた外国で「自分にできること」を考えた末に
Twitterで「それぞれの地で祈り、歌おう」と呼びかけをした曲だそう。
実際この呼びかけによって、その時間を打ちひしがれること無く過ごせ、救われた方が数多くいらしたそうだ。
 
だれもが「いま自分にできること」を考えた、あの日々。
自分自身もまた、あの日のこと...「自分にできること・じぶん派で過ごすこと」に思いを馳せたあの日々の事を
思い出しながら、その厳かで優しい歌に聴き入った。
 
こうして、誰もが思い思いにメッセージを受け取った、トークと音楽の一夜が幕を下ろした。
イベント終了後も多くの方々が名残惜しそうに過ごしていたのが印象的だった。
 

今後も開催されていく、期待のコンテンツ

単なる音楽ライヴの枠にとどまらない、今回のイベント。
今後も半年に1回ぐらいの頻度で開催したいとのことで、楽しみだ。
 
楽しい音楽の宴と、深く豊かなメッセージの融合。
 
また参加したいと思います。
 
 
おしまい。

今回のイベント紹介リンクはこちら: 
3/23トーク&ミュージック・ライブ「R-Spirit」Vol.1 じぶん派でいこう!

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