1年ぶりの、平泉。

よっちゃんです。
 
平泉に行ってきました。つかの間の、青空。

四寺回廊の巡礼旅を結願しようと、わずかな晴れの日を狙って。

四寺廻廊(しじかいろう)は、9世紀に円仁さん(慈覚大師)が開山し、17世紀には松尾芭蕉が訪れた、東北地方の4つの寺を廻る巡礼コース。
岩手県平泉町の中尊寺・毛越寺、宮城県松島町の瑞巌寺、山形県山形市の立石寺(山寺)の4つです。
 
今回はその後半戦、といったところ。
 
先ずは早朝の毛越寺。
 
8:30の開門早々に拝観する。
 
戦火や火災により消失したお堂が多い中にあっても、庭園含めた様式美漂う美しい寺院。

 
静かにお参りを進めていく。で、開山堂に立ち寄ったときに、背後から男性に話しかけられる。

 
「そのお数珠、見せてもらえませんか?」
 
アウトドアルックに身を包み、ニコンの一眼レフを携行する、旅の方か。

旅の方は、僧侶。

普段よっちゃんが携行している数珠は、ブレスレット型ながら、二重になっていて、本式と同じ珠数・珠構成になっているもの。
 
一般の方でこうしたものをもっているのは珍しいらしい。
 
きけばその方は天台宗の僧侶の方。
 
「しかもそれ、紫水晶ですよね?けっこう頑張った値段のヤツじゃないですか!
なんか久々に、自分も負けてられないって思っちゃいますよ~」
 
たしかにアメジストをあしらっている。よっちゃん2月生まれなので、誕生石のお数珠にしたのだ。
 
ちょっとハイテンションの僧侶。でも、「このブレス式の数珠、実は劣化するんです。
ゴム部分が黄ばんでくるとそのサインなので、切れて不吉な感じがしたり、動揺する前に
是非、交換メンテナンスするといいですよと」、教えてくださった。
 
自分のも、確かに黄ばんできている。
 
こういうタイミングで、こういう教えが降ってくる。有り難いなぁ。
 
などといいつつ、一通り拝観。
 
10:00からの本堂特別公開の時間を前に、一旦その場を後にし、中尊寺へ。

毛越寺の再入場、本堂で...

中尊寺をゆっくり拝観後、毛越寺の本堂特別公開を拝観すべく、チケットを手に再入場。
 
いざ、本堂へ。本尊のお薬師さんをより間近で見るぞ!
 
などと思っていると...
 
「先ほどはどうも」
 

をー、こちらの僧侶だったのね!

これはびっくり。
 
今度はしっかり衣を纏った、先ほどのお坊さん。
 
なぜ先ほどはアウトドアな格好だったのか・・・
 
そんな話を切り出すと・・・
 
「オートキャンプが好き、アウトドアグッズが好きで・・・」
 
お寺の本堂で、当番のお坊さんが趣味トーク開始!
よっちゃん、聞き手開始!
 
よっちゃんもモンベルとかドイターとか、そのへんのグッズをかじりだしたので
トークが盛り上がる!
 
「東京からですか!私も昔寛永寺で小僧やってたんです」
「よっちゃん地元は浅草です」
 
よっちゃん、トークの火に油!
聞き役が加速!
 
...とそこへ、お守りを買い求める参拝客。
ふぅ、じゃぁよっちゃんはこれで...
 
「まだ時間ありますか?ちょっと待っててもらえますか?」
 
待つよっちゃん!
客をさばくお坊さん!
戻るお坊さん!
トーク再開!
 
「でも最近やるべきこと尽くしで忙しすぎて...さっきも文化庁に
修繕申請のためのお堂の写真を撮ってたりして、書類も作らなきゃいけなくて...」
 
あぁ、お坊さんにも雑務があって、べきべきねばねばの世界があるんだなぁ。
 
だからこそ「こうして本堂の時間を過ごすのが楽しい、参拝客の方と話すのが楽しい」のだそう。
ましてや「こうした趣味トークまでできる方がいらして、今こうして話している時間が楽しい」のだそう!
 
をー、これが ”この先ぐるぐる”から離れた、このお坊さんの「今、ここ、あるがまま」!
 
まいんどふるふる!
  
ならばよっちゃん、せめて普段の仏様への感謝の気持ちとして、聞き役になろうじゃないの!
 
と思ったら、またお守りを買い求める参拝客!
「まだ時間ありますか?ちょっと待っててもらえますか?」
 
待つよっちゃん!
客をさばくお坊さん!
今のうちに、と本尊を拝むよっちゃん!
おんころころせんだりまとうぎそわか!
戻るお坊さん!
トーク再開!
 
「しかも、結婚式を間近に控えてて」
 
ぬぉー、おめでとうございます!
 
でも、普段のべきべきねばねば忙殺の中で、新婚旅行にいっていいものか、でも行かないと奥さんに悪いし、などと
葛藤があるようで。
 
よっちゃん、ここでようやく、ボヘっとお坊さんに話を聞いていただくことに。
 
・ちょうど1年前、心身の強制終了があったこと。
 
・その直前に来た平泉への社員旅行と、1年後の今回の旅。
比べてみれば、前回はあまりに焦っていて、焦るあまりに「この焦りをなんとかしなくちゃ」と躍起になってはいたけれど、
その焦りも空しく殆ど記憶に残っていなかった、ということに、今回気づいたこと。
 
・そんなときこそ、自分が痛い目を見る前に「ブレーキを踏む」ことの大切さ。
 
「心身強制終了という言葉にハッとした、なんだか近づいている気がする」
「自分も最近先のことばかり考え、焦るあまり、内部の連絡事項が記憶から飛んでいたりしている」
「私もそうなる前にブレーキをかけなくては!」
「新婚旅行も思い切って時間を貰って羽を伸ばすことにしよう!」
「あぁ、お話聞けてよかった、いい気づきを貰いました」、とお坊さん。
 
「こちらこそ、いつも手を合わさせてもらって、大切な気づきを沢山いただいています」と、よっちゃん思わず恐縮。
 
やはり、すぐに気づきを受け取るお坊さんが凄いのだ。
そして、よっちゃんのリセット話にも、いたわりのお言葉をかけて下さった。ありがたや。
 
やはりお坊さんは、凄いのだ。
 
またどこかでお話しできるご縁をお約束し、毛越寺を後にした。
 
思わず遭遇した、僧侶の方のトークライブ。
ありがたや。お数珠も必ずお手入れします!
 
そして、このトークライブで押した時間が、そのまま東京へ帰る時間のズレとなり。
この日東京で観る大塚彩子さんのピアノ&トークライブに遅刻することとなりましたとさ(笑)。
 
おしまい。

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