「よこづな」じゃなくて・・・

よっちゃんの地元エリアの一つ、両国。

この地名で思い浮かぶのはやはり、「お相撲さんの町」だろう。
(最近はその”本筋”からそれた話題で世間様をバズらせてしまったが・・・)

そのシンボルとも言うべき、両国国技館。

この国技館前を通ると、よく聴こえてくる声がある。

それは
「ここ、住所まで「横綱」って言うんだ!さすがお相撲さんの町だね!」 
というもの。
 
むぅ・・・感動のところ申し訳ないが・・・

違うのだ。

今一度、よく見てみよう。
▼「横綱(よこづな)じゃなくて・・・」


横「網(あみ)」。

Yokoami・・・。

よこあみ。地元民以外からしたらまさに「トラップ」である。

地名「よこあみ」の由緒とは

この「横網」という地名の由緒は、江戸時代に遡る。

そもそもこの地区は江戸時代の貞享年間には既に「南本所横網町」と称していたのだ。
国技館が両国に建つ以前の、伝統ある地名なのだ。
(ちなみに初代国技館は両国、その後台東区蔵前に移転、その後再び両国に戻る。)

そしてこの地名の由緒は「漁」に関係しているようで。

この周辺は隅田川に隣接した漁場があり、漁師が多く住んでいたから「横網」と呼ばれた、という説。
もしくは、かつてこの周辺は江戸前海苔の干場で(そういやアサクサノリの採れた浅草も近い)その海苔を干す際に、漁師がその海苔採り網を横にして干した光景から、「横網」と呼ばれるようになったとも言われているようだ。

「いっそのこと横綱にしたら?」の打診で騒動に??

実はかつて、そんな間違いがあまりにも多いことが横網地区の町内を巻き込んだ騒動になったこともあるようだ。

60年代半ばごろ、区が地元に対し「横綱」への地名変更を打診。町内には「冗談じゃない」と猛反発する声が上がったという。

そりゃ反発するわな・・・

かつては「トリビアの泉」で取り上げられたことも

実はこのネタ、かつての人気TV番組「トリビアの泉」でも取り上げられている。

パネラーの糸井重里もビックリのネタだったのだ。

そんなこんなで、未だに相撲協会などに「横アミは間違いではないか?」などと問い合わせがあるとも言われる、このネタ。

「よこあみ」こそが正解なのだ、と改めて知っていただきたいものである・・・
 
 
 
おしまい。
 
 
 

所在地

○両国国技館
〒130-0015 東京都墨田区横1丁目3番28号

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